【会計】減価償却費を間違えた│詳細計算あり

f:id:kiroitori123:20210923161913j:plain

以前にもお伝えしたとおり、減価償却費の計算を間違えました。やってしまいました。 今回は、具体的な計算方法をまとめてみました。

間違えた内容

定額法で減価償却費を計算(正しくは定率法)

間違えてしまった経緯

太陽光発電設備は、機械装置の17年償却です。 長期間での減価償却になること、高額資産に該当することから、定額法での処理が適正と考えました。

しかしながら、法人における太陽光発電設備の償却は、定率法が適用されます。 定率法のほうが、費用計上するタイミングが早いので、定額法から定率法に変更しようと思います。

不幸中の幸いとして、定率法よりも定額法のほうが費用計上する金額が少なかったので、所得が増える形となりました。 よって、所得が増える分には間違った申告でも問題ありません。 税務署は、所得が増えた申告については問題ないという守銭奴のような考えが基本です。

※詳細については、前回の記事をご確認ください。

kiroitori123.shop

 

以下、実際に間違えた情報です(取得金額は計算しやすいように適当な金額)。

取得金額:10,000,000円
耐用年数:17年
使用期間:初年度は2ヶ月
定額法での計算(1年目)償却率 0.059
年間での減価償却 10,000,000円×0.059=590,000円
該当する月の期間按分 590,000円×(2÷12)≒98,333円

定率法での計算(2年目)
償却率 0.118
期首残高 10,000,000円-98,333円=9,901,667円
9,901,667円×0.118=1,168,392円

減価償却費の小数点以下は、切り上げ処理で問題ありません。

まとめ

税理士への依頼、固定資産管理ソフトの購入をケチってしまい、過信での処理となってしまいました。 太陽光発電設備1基に余計なコストとかけるわけにはいきませんので、自分で処理するという判断は良かったのですが、リカバリする必要が生じました。

もし減価償却費の計算を誤ってしまった場合は、まずは顧問税理士に連絡をしましょう。 顧問税理士がいなければ、税務署へ問い合わせをしましょう。無料です。